2018年2月13日 TBSラジオ「生島ヒロシのおはよう一直線今朝のニュースピックアップ米国ファーストな五輪競技開始時刻朝鮮半島地下資源争奪戦で置いてきぼり日本一向に出口が見えぬ黒田東彦マジック」電話ゲスト田中康夫 - 田中康夫 Speech To Text Online

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— 田中康夫Office (@yassy_office) 2018年2月18日

[生島ヒロシ]さあ今週は作家の田中康夫さんですね、康夫ちゃん。

[田中康夫]はい、おはようございます。

[生島]おはようございます。ついに平昌オリンピック、ニッポンメダル取りましたね。

[田中]ね。それはすごいし、是非私としては小平奈緒選手というのにもね、長野県の諏訪出身だし相澤病院が応援してるんで是非更に頑張って欲しいけどね。

[生島]500mでね金メダル欲しいですね。

[田中]うん、ホントに。だけど時間･･･。

[生島]そう

[田中]いやいや別にこれ、韓国が悪いんじゃなくてこれは今度ね、結局ほら、アメリカ・ファーストで（競技の開始）時間が決められちゃってるわけでしょ。

[生島]そうそうそうそう。

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— 田中康夫Office (@yassy_office) 2018年2月12日

[田中]で、これ、だってね今度2020年だってじゃあアメリカ・ファーストでマラソンなんか真夏の暑い時、本来、10月10日にやるべきものを･･･。これはやっぱり日本が今回はね、いっぱいナショナル・スポンサーになってるんだからもうちょっと意見を言えるようにしないと。世界中もね、アメリカの人以外見ないんですか？ってなっちゃうからね。

[生島]ホントだよね。

[田中]ここはちょっと問題だと思ってんの。その意味で言うとね、綾瀬はるかさんがこのあいだ舞台挨拶で「映画どうですか？」って言われて「私、オリンピックも開催中だから世界平和･･･」って言ったら、なんか残念な事にメディアがね「周囲がドン引き」みたいな事を芸能面で書いてるのはちょっと僕はやっぱり･･･。彼女は広島出身なわけだしね。

綾瀬はるか、夢は「世界平和」壮大過ぎる願いに周囲があ然 https://t.co/ch28nXUtaT
世界平和を願うと「あ然」という記事が書かれる現状に、各メディア記者は「愕然」とした方がいいよ。知らず知らず平和を冷笑するシニシズムやニヒリズムに毒されてないか。それが何を招くのか。よく考えて。
— mipoko (@mipoko611) 2018年2月10日

[生島]ああ･･･。

[田中]だってそうでしょ。一方で「北朝鮮、このやろう」って「このやろうなところ」いっぱいあるのに、こういう発言をね、暖かくっていうんじゃなくて書かないってのはちょっと僕は残念なんだよね。だってNHKもほら、開会式で「各国から侵略されて」って、でもそれは日本も日韓併合という悲しい歴史もあったけれども、今回平和の祭典ですって言わなきゃいけないんでね。ちょっとそこは残念ですね、私としてはね。だけど今度ほら、IOCのバッハ会長も平昌オリンピックが終わったら北朝鮮を訪問するというんで、これもまた、日本は「なんだよ」って言ってるけど、一応そりゃ、大きな問題があっても160カ国が国交を結んでいる国だし、前から僕ずっと述べてるように、レアアースとかは世界最大のね、中国の埋蔵量の6倍ある国でそこをみんなビジネスで狙っているわけでね、であるならば尚のこと･･･。河野太郎さんもシンガポールに行って「もっと圧力を」って言ったんだけど、どうも日本のメディアですらややそれに対しては「80分の外務大臣との会見の中の10分でしかなかった」って書かれてしまっているのでね、ここは拉致があればこそ、日本はもっとこれ･･･。アメリカも、分からないですよペンスさんいろんな事言ってるっていうけども、やっぱり経済とかそういう事を考えたら昔、リチャード・ニクソンが突如中国と国交を結んじゃったのと同じような事までなっちゃったら「日本は拉致も片付かない、どうする？」って、ここはもうちょっと戦略的に、私は以前から述べているんだけれど、考えていただきたいと思いますけどね。

[生島]最後に、黒田日銀総裁再任へと。

「出口戦略」最大の課題＝黒田日銀２期目　時事通信
 https://www.jiji.com/jc/article?k=2018021000444&g=eco

黒田東彦氏へ日銀総裁続投打診　安倍首相、脱デフレ・異次元緩和を評価　産経新聞
 http://www.sankei.com/economy/news/180210/ecn1802100018-n1.html

Vol.217『結局は「なんとなく、の気分」だった株価ｗ投資家と称する所詮は八卦見な皆さんへ』

[田中]黒田さんだけど、結局、出口がどこにあるのか、アメリカも利上げしてくなかで日本は出口っていうか入り口の中にすら入れてない。だって6回も2パーセントの物価上昇率ってのを先延ばししちゃってるんでね。実は黒田さんのご子息というのは勉強よりもむしろ美容師になるんだって、途中で学校辞められた方なんですよね。でも黒田さん、その時にインタビューとかでも、それが彼の望む事ならばって言ってらっしゃった方で、僕はこういう方がね、やっぱり、本当に真面目に働いてる人達の経済をやって頂けると思ってたんだけど、どうも見てると歴代最長の長さにはなるっていうんだけど、はたしてどうかな？ていうね。

[生島]昨日ね、森永卓郎さんは「消費税を下げて5パーセントに国債をいっぱい出して買い易くすればいいんだ」とおっしゃって。

[田中]うーん、僕はそこはね、(消費税率を段階的に10％引き上げを)国際公約と言ってきた事をずっと延ばしててオオカミ少年って言われてしまってるところがあって、だけどやっぱり今度は2019年、オリンピックの前には、今はビル建設ラッシュだけれど、それも一段落しちゃうし、それで世界中は出口を見つけていく中で、ある意味じゃ黒田さんは続投するってのは大変ないばらの道を入る事だろうなって。

[生島]そうですね。

[田中]そういう気がしますね。

[生島]まあ、この辺の舵取りは本当に難しいですね。

[田中]うーん･･･。

[生島]ありがとうございました。