2015年05月06日 「上杉隆のニューズ・オプエド」 ゲスト 田中康夫 短縮版

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[川島]改めて田中康夫さん、よろしくお願いします。

[上杉]お願いします。

[田中]こちらこそ。

[上杉]ということで、まずせっかくですから『いまクリ』、『33年後のなんとなく、クリスタル』ですけど、これ、33年間、間があったんですが何が・・・

[田中]これはね、ウチのロッタが・・・

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photo via  TBS RADIO 「菊地成孔の粋な夜電波」(2014年11月21日ゲスト田中康夫)番組HP写真館

[川島]あーかわいい!

[田中]突如日本語が喋れるようになって、これがPOPだったんですけどね、だからこのご本は”これまでの・いまの・これからのニッポン”のお話よって、で、ワタシもちょっと出てくんのよってそういう話。

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[上杉]こっちが喋るんですね。

[田中]ロッタが?そうそうそう。

[上杉]あのーなんか・・・

[田中]だから最初の登場人物達とカタカナの「ヤスオ」という主人公・・・あぁ、今回の、私初めて男性が語り手の小説を書いたんです。今までのものって、全部女性が主人公で女性の一人称で女性の語りなんです。

[上杉]あぁそうか。

[川島]んー。

[田中]女性の気持ちを書く方がなんか書き易い。

[上杉]紀貫之みたいですね。

[田中]・・・。で、でまぁその人達(『なんクリ』の登場人物達)と会ったり・・・

[上杉]ス、スルーですか(笑。

[田中]・・・して、まぁみんな、当時大学生だった人が50代になってんので、結婚してたり離婚してたり再婚してたり婦人科系の病気をしてたりあるいは子供や夫の仕事の事を悩んだりとか、だからそういう『アリス・イン・ワンダーランド』みたいな話。

[上杉]なるほど。

[川島]んー。

[上杉]で、えーこれなんですけどね、気になってるんですよ。

[田中]ん?何が?

[上杉]これ、この色は、これ、ティファニー・・・

[川島]ねぇ、ティファニーカラーですね。

 [田中]そうそうそうそう。

[上杉]でこれ、銀のやつも、これ。

[川島]はい。

[上杉]そうですか?

[田中]これ、あのー昨日ほら、会社更生法適用しちゃった「美術手帖」だしてた美術出版社に居たデザイナーの岩瀬さんという方がですね、デザインをして下さったんですよ。今、勿論フリーランスの方で。

[上杉]あぁ・・・へー。

[田中]でまぁここに、ずーっとあのー帯に、上杉さんにも推薦文書いてって言ったんだけど、上杉さんが、そんな色が付くのが嫌だって言われたんで・・・

[上杉]言ってない(笑。言ってないよ言ってない(笑。

[田中][田中]まぁ、なんか壇蜜さんとか、ロバート・キャンベルさんとか菊地成孔さんとか、 まぁそりゃ浅田彰高橋源一郎福岡伸一斉藤美奈子山田詠美あたりはねぇ、なんとなく田中康夫の場合の定番みたいに見えるですけど、浜矩子さんも・・・

[上杉]浜矩子さん?

[川島]なかにし礼さんも。

[田中]なかにし礼さんが大変評価して下さったんでござるぞ。

 

click!⇒ 田中康夫 Official Web site » 『いまクリ』『もとクリ』に関する書評、解説、インタヴュー

 

click!⇒ 『いまクリ』『もとクリ』に関する出演の動画・音声・文字起こし

[田中]で、これがあの、ウチの家内が書いたPOP。手書きで。

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[川島]うわー、お上手ですね。絵もですか?

[田中]そうそうそう。お友達と一緒に書いてんですけどね。「33年前、あなたは何をしてましたか。」って、やっぱり物語というのは、プルーストじゃないけど、時間軸でしょ。だから、そん時生まれてないよって人もいるけども、あるいは5歳だったよとか20歳だったよ、とかやっぱそれぞれがみんな・・・

[上杉]確かにそうですよね。

[田中]物語ってのはほら、論、評論と違って、みんなが色んな読み方が出来るってのが大事なので。

[上杉]んーん。

[田中]そこに戻るまではちょっとリハビリが必要でしたね。

[上杉]なるほど。

[川島]んー。

[田中]それまでやっぱ知事時代とか国会議員時代とか、代表質問とかでも「論」でしょ?街頭演説でも。

[上杉]んー。

[田中]でも「論」では物語は、違うから。

[上杉]そうですか。あの、作家から、勿論ね、国会議員・知事になったというと石原慎太郎さん。オプエドにも出た、そのイメージが強いんですけど・・・

[川島]はい。

[田中]え?オプエドに出たの??

[上杉]はい。あのー・・・

[田中]やっぱり大江戸線作ったから、オプエドーーって・・・

[上杉・川島」ははは・・・

[上杉]多分・・・違うと思いますけどね・・・(笑。

[田中]ほんと?(笑。

[上杉]えー単純に出たんですけど、えー遅刻してやって来られて・・・

[田中]ほんで一方的に喋って??あたしも一方的に喋ってるように見えるけど、一応MCを立てている・・・というね。

[上杉]そう(笑。

[田中](石原さんは)一方的に喋った?(笑。

[上杉]遅刻してきて、そして早退して帰っちゃいました、途中で(笑。

[川島]はい。

[田中]あぁーー。で目は?

[上杉]うーん、まぁ大体そんなもんですけど(笑。

[田中]んー。

[上杉]・・・という感じの知事ではあるんですが。何を言おうとしてたのかまた忘れちゃった(笑。

[田中]なるほど。

[上杉]・・・今日は駄目だこれ(笑。

[川島]今ね多分その上杉さんが駄目になっている理由の一つなのかもしれないですけど・・・

[田中]どうぞ。

[川島](ツイッターから)「ヤッシーは感性がずば抜けていて・・・

 [上杉]そうそう。

[川島]・・・私たちと違う時間軸で喋っている。ついていくのが大変だ。鳩山さんより宇宙人的だ」っていうつぶやきが・・・(笑。
[田中]おぉー。

[上杉]そう。田中さんがね凄いのは、時代の先に行き過ぎちゃうんですよ。これ前ねテレビでも言ったんですけど・・・

[川島]はい。えぇ。

[田中]いやぁありがとうございます。

[上杉]早すぎちゃうから、だからみんなが気付いた頃には田中さんが言った事忘れてるわけです。

[川島]えぇ。

[田中]そうそうそう。

[上杉]で、それがね一周してくる前とかいうんじゃなくて早すぎちゃって・・・

[川島]えぇ。

[上杉]要するに、みんな何言ってるかわかんない。つまり・・・

[田中]いやだから、他の人やってんのは、知事時代に私がやったような事でも、つまり談合をね、根絶とかじゃなくて、談合というか業者顔見知りなんだから、だからいかに公平性を保つかってことをやったんで、今みんな他の県が換骨奪胎してやってるんだよね。

[上杉]んーそうですね。

[田中]だから公共事業のこともね。あたしはだから公共事業も、だってダム作るのに30年・40年ダム必要だと言いながら作ってないんだから、ダムが必要かどうか以前に、じゃぁ護岸の補修はどうしたの?浚渫はどうしたの?森林整備はどうしたの?その方がよっぽど地元の青息吐息の人の仕事になるでしょ?ってんで、あたしは公共事業撲滅論じゃないんですよ。公共事業のあり方を変える、だから我々も、身長伸びる時は体鍛えるけれど、その後だんだん身長は伸びないけどお腹は出たり引っこんだりするけど、骨も痛んでくるわけでしょ?だからやっぱ維持修繕とか予防医学とかそれが福祉だって同じ事でね。

[上杉]んん。

[田中]子宮頸がんワクチン年間1000億円使う前に、やっぱり子宮頸がんの検診というのが、アメリカやイギリスは8割の人が受けるようにしてる・させてるわけですよ。日本は2割だからね。検診の方がよっぽど看護士の人や医師の人という労働集約でそこに雇用も生まれるし費用が少なくて安心になんのに・・・

[上杉]んん。

[田中]なんか、ダム作れば安心!とか、ワクチン打てば安心!っていう、なんか日本はそういう妙な遅れた物質主義なんだよね。

[上杉]ですね。そのね、ダムもね、田中さんが打ち出してから、おそらく何年遅れですかね、8年くらい遅れたのかな、国政の方でやっと2009年に民主党政権が、まぁそこに近い、近づいて・・・

[田中]だって、そりゃほら、口だけ番長って前原誠司さんがやったから口先だけだったんです。

[上杉]八ッ場ダムの事言ってます。

[川島]はい。

[上杉]えぇ。で、前原さんは・・・

[田中]だってあの時も自治体が作る県営のダムに関しては、それは自治だから国交省は何を言いませんっての。だから僕ね日本て妙な、アクセルとブレーキが間違えてると思うの。だからね、そりゃ地域主権ってのは大事なんだけども、でも地域がまだ分かっていないことが他の地域の人から見たらあるなぁと思ったら、それを言ってあげることが、あるいはそれを国が頭ごなしじゃなくて、こういう日本にするんだよ、この方針の下でみなさんそれぞれやりましょう。だけど、どうぞ野放図にやって下さいったらね、校則が有る無いの前に全く無軌道な学校みたいな、先生は何も見ませんっつってんのと同じなってっちゃうって私は思っているわけよ。

[上杉]そうですね、田中さんはそういう意味では色んな形で、まぁ政治もそうですし行政もそれから言論界もそうですけど先鞭をつけると。でその価値観について、おいおいこういう事出来るよって言ってるんですけど、来るのが遅いんじゃなくて来ないこともある。そうするとだんだん腹立ってきません?そういうのは。

[田中]別に私は腹立たない。だって、そら人は考えそれぞれ違うから、こないだも他の『僕たちは昭和を生きた』(BS-TBS)っていう薬丸さんとの番組でも言ったけど

 

別にそれは理解して貰えないと寂しいなと思うけど、そりゃしょうがないつぅもんじゃない?だから、だって私が、だからロールシャッハだと思うんだよね。ロールシャッハっておばぁちゃんの絵とお嬢さんの絵と両方同じなのに見方によってなっちゃう。だって私があの時、全国でみんな借金、都道府県が増えてんで47都道府県で唯一6年連続借金減らして、唯一6年連続毎年の収支を黒字にしたわけよ。

[上杉]んん。

[田中]でそうすると、おかしい!って県会議員は言ったのね。で、だけど私は一方で、今言うのは財政緊縮!って言うとだんだん福祉を切り捨てろ、公共事業をやるなだけど、そうじゃなくて、そういう中でちゃんと福祉や医療や教育や環境ってのは労働集約なんだから、だから自慢じゃないけれど、まぁ、小学校30人学級を6年生まで(全国の都道府県で)最初にやる。

[上杉]えぇ。

[田中]でそれはだって、そこにお金が回るように違う所のお金を換えましょうっていう事なのに、なんか妙だよね。

[上杉]気付きを与えるっていう感じなんでしょうね。

[川島]はい。

[上杉]実行の・・・

[田中]もっと早くに上杉さんが私を理解してくれていたら・・・

[川島]あぁ・・・

[田中]あるいはもうちょっとネット社会になってたら、だって最初だからヤッシーがパソコンをやってるとか、でネットで会見公開したときだって、なんで公開すんの?みたいな感じだったんですね。

[上杉]それは大切な事ですよね。

[田中]今や当り前になっちゃってるわけね。

[上杉]そう。でも今でもまた閉じてますけど、安倍政権では。安倍政権どういう風にご覧なってます?前の安倍政権ん時は国会議員ですよね。(✽2007年7月の参院選で157万票を獲得して当選。安倍第1次政権は同年8月末に終了)

[田中]あのね、僕だから、安倍さんの周りに居る人達が贔屓の引き倒しになっていて、その意味では安倍さんも不幸だなっていう気がしてるんですよね。

[上杉]んん。

[田中]だから、前から僕が言ってるけど、自虐史観って怒ってる人達が実はよその国からみたら、アメリカから見ても、あんた方自虐史観はいかん!って言ってんだけど、君らが自爆史観になってなぁい?って

[上杉]ふふふ(笑。

[田中]・・・いう感じはあるじゃないですか。

[上杉]この前ね、週刊リテラシーに出て貰った時に、面白い標語があって、安倍政権の。

[田中]なに?

[上杉]最後が、痴呆・・・政権じゃないですね。

[田中]安倍政権じゃなくて日本全体っていうか日本のメディアもだよね。

[上杉]ですね。

[田中]だから法治国家で、日本は法治国家なんですけども、まぁあのフクイチ(✽東京電力福島第一原子力発電所)の問題に関して、私がまたフクイチって言うとね、漫画描いてるような人達がね、「いちえふ」と言わないのがおかしいっていうけど、それって違うでしょ、じゃぁマクドナルドって言わないでマクドつってる大阪の人はおかしいのかって同じだからね。

[川島]そうですね、マックとかね色々ありますよね。

[田中]そういうね、瑣末な言葉遊びになってんの。で、「放置」ね。「放置」されちゃってるわけですよ。でそのうちに認知症の昔の言葉の痴呆症の逆側で、「呆痴国家」になっちゃってんじゃないの。今さて、今日本はどこ?ってのをやったんですけどね。冒頭にありましたよ、カラフルな五色サインペンで書いたんで、今日は色つきフリップ無いのかヤッシーってさっき誰か(ツイッターで)書いてたけど。

[上杉]あのお陰で私は雑に番組出てると思われちゃって(笑。

[田中]いやんなことないですよ。

[上杉]これ、あれですよね、田中さんが前に書いていた。「呆痴国家」。

[田中]そうそうそう。

[上杉]あってますね。

[田中]あってます。で、だからその「民度」がね「民」の度がね、なんとなくみんな睡眠学習してるんで、眠る「眠度」になっちゃってんじゃないの?メディアも

[上杉]確かにあのね、茹で蛙じゃないですけど、ホントにね、これが例えば原発事故で考えると結局放置だったじゃないですか?

[川島]はい。

[上杉]みんなもう、知ってんのに気付かないフリをしていたら、ホントにどうにもなんなくなってしまったと。まぁこういうような・・・

[田中](ツイッターのタイムラインを見ながら)子宮頸がんのさっきの話そうなのねって、まぁその辺りのことも今回(『いまクリ』に)膨大に註があるのでここに全部載ってますからね、ダムのお話も、で何かと言うと、今、知ってる?上杉さん。

[上杉]え?何がですか?

[田中]この前言ったっけ?全国の47都道府県の75パーセントは今や霞ヶ関の、総務省を中心とする省庁出身者が知事なんですよ。
[上杉]んん。

[田中]だから、そのまぁ例えば地元の、まぁ真面目な県会議員も一杯いるんで、県会議員だったとか経済人だったとかあるいはまぁ・・・わたしみたいななんかこんなスッチー評論家だったとか。

[上杉]はは(笑。

[川島]スッチー評論家(笑。

[田中]そういう人がなる率が無いわけですよ。そうするとやっぱりみんなヒラメなの。分かる?ヒラメって。ヒラメって上しか目が付いてないでしょ?

[川島]はい、見ないようにする・・・

[田中]地方自治体の首長ですって言いながら・・・

[上杉]上を。

[川島]あー上だけを。

[田中]上の霞ヶ関だけの総務省とか・・・

[川島]はぁ。

[田中]そういうとこだけ向いてるわけよ、経済産業省とか。

[川島]えぇ・・・

[上杉]そう、だから日本のマスコミ・記者と一緒。

[田中]だから、選挙に投票行ってくれたり行かなかったり、相手の人に入れたり自分に入れてくれたって、その都道府県民の方は見ていないってことですよ。下に目が付いていない。

[川島]駄目ですね。

[上杉]そう、上見て内側を見て。

[川島]はい。

[田中]でもその方が楽なわけよ既得権益の人にとっては。

[上杉]そうですね。

[田中]役所出身の人の方がノリを外さないから。

[上杉・川島]んーん。

[上杉]で、既得権・・・

[田中]でなんか一個だけ、その、男女共同参画条例とか、そんなの何にも予算も付かないし実効性も無い理念条例をつくると、なんか古めかしい市民団体の人も、あら男女共同参画条例作ってくれるなんてステキー♪って思って(笑。そんなもの屁でも無いわけですよ~。

[上杉・川島](笑。

[田中]「既得権の人」からすれば。で、既得権の人からすると、何にもノリを外さないから自分たちの既得権を守られてて、そして一個くらい四年の間に首長がやりたいことををちょっとやらしてあげるっていう、まぁ一日警察署長が大臣だとすると、一ヶ月署長みたいなもんかな。

[上杉・川島]んーん。

[上杉]田中さんは『なんクリ』、これ受賞、出したときは、大学何年生ですか?

[田中]私はえぇっと留年をして5年生でございます。

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[上杉]5年生ということは23歳。

[田中]いや一浪してるから、僕は4月生まれなので24になってた。

[上杉]24の時からやっぱりバァって、そういう感じだったんですか?

[田中]何が??

[上杉]頭に浮かんだことをどんどん・・・

[田中]だって今日は上杉さんに対抗しなきゃと思って・・・

[上杉]あはははは。

[田中]喋りすぎたなっと思ってそれで多分、さっきの、ウチの家内とかウエスギさんの前ではおとなしくしてるべきよって多分言われる思う。

[上杉](メールが)来てない来てない(笑。

[田中]来てる来てる。

[上杉]いやっ、なんかどういうような勉強をしてきたんですか?

[田中]何が?!?勉強なんかしてない。

[上杉]子供の頃、小中高とか。

[田中]あぁ・・・それはあのこないださっき言った『僕たちは昭和を生きた』(BS-TBS)っていうやつが、僕のホームページ見ると全部動画と文字起こしまでねN君というのが起こしてくれててね、ボランティアで。載ってますんで。

[上杉]えぇ。

[田中]こないだのだって、上杉さんと出たのだって全部文字起こしされてもう載ってんだよ。

[上杉]すごいですねぇ。Nさん?

[田中]是非NOBORDERは、これも文字起こしするので、まぁそりゃ儲かってんだから、有料の方でみなさんが来週以降見るにしても、活字文字起こししたらリツイートしてください、って彼が言ってたんでよろしくお願い致します。

[上杉]Nさんお願いしますって何の話でしたっけ?(笑。

[田中]Nさんの話。

[川島]えへへへ。

[田中]なんの話してたかって・・・

[上杉]僕今なんの話ししてましたっけ?(笑。

[田中]えぇっと違う違う、そこ(BS-TBSの番組)でも話したんだ「脱・記者クラブ」や、「脱・記者クラブ」のデータも全部載ってるけれども、何を聞いたんだっけ、あぁそれがそのBS-TBSのときに話をしたってことだね。

[上杉]あぁそうそう小中高ってどういう・・・?

[田中]あんまり本を読まない。

[上杉]本を読まない!?!

[川島]えーー?!

[田中]今でも読まない。

[上杉]本を読まないんですか!

[田中]本はだって・・・

[上杉]えっ、だってじゃぁ・・・

[川島]読んでるイメージが・・・

[田中]昔僕、「文藝時評」をやった時(✽1993年~1995年@「文藝」)に『読まずに語る』ってタイトルにしたの。

[上杉]あはははは。

[川島]えぇーーー!?

[田中]ふざけてる!って怒られて、でもさ、その時は多少読んだよ。でもやっぱり「勘」って大事じゃないですか。

[上杉]んん。

[田中]「勘性」ってのはやっぱ勘所の「勘性」って大事だから・・・

[川島]読まないんですよね、見ただけですか??

[上杉]まぁ速読とかそういうのが出来るってことですか?

[田中]いやでもほら、映像って一応全部、まぁ三倍速じゃないにしても音声飛んじゃうから、一応見ないといけないいけないけど、活字って実は最もデジタルなんですよ。だって先程言ったように、この本のねティファニーブルーですって、それだけでうわぁーんと来ちゃうじゃない。

[川島]あっイメージが。あぁー。

[田中]ほいであぁ・・ロバート・キャンベル様が推薦文書いてるとかって、それでうわぁって来ちゃうわけじゃない?

[川島]あぁー。

[上杉]確かに。

[田中]であと、本って一ページ目とあとがきと120ページ目をパラパラっと見たときのその行が目に入ってくる、だから活字こそが最もデジタルだってのが私の意見なわけ。映像の方が実はアナログなんですよ。全部見ないと駄目じゃん。

[上杉]それ、なんか、なんでしたっけ?えっと・・・

[田中]映画なんか特に、最後のどんでん返しがあるか分かんない。

[川島]ありますよね。

[上杉]あぁ・・・

[川島]席を立ってしまうとね。

[田中]そうよ。

[上杉]マル、マルクーハン??

[田中]マクルーハン

[上杉]マクルーハンのなんでしたっけ?

[田中]読んだこと無いけど。なんかあったね。(✽マーシャル・マクルーハン「グーテンベルグの銀河系」「メディアの法則」)

[上杉]なんだっけ、ラジオとテレビの・・・

[田中]違い?

[上杉]違いや、ラジオが冷たいメディアでテレビが温かいメディアって、なんか逆の・・・

[田中]それは逆だと思います。

[川島]えぇーーそうですよね?

[上杉]ねぇ、逆だと思うんですよね。

[田中]それは宮沢喜一さん(✽元首相)ってもうお亡くなりになった方が、私は毎朝6時のNHKのニュース、今だったらNHKのラジオのニュースを彼は聞かないと思いますけどもね、ってあえて言っておきますけども。

[上杉](笑。

[田中]で、何故かと、画面てどんな駆け出しの記者でも、はいここが現場です、この道路そしてこれの反対側からって言うでしょ。でもラジオの場合はどんな駆け出しの人でも熟練の人でも、言葉だけで伝えなきゃいけないわけでしょ、だから自分、朝身繕いをしながらラジオの朝のニュースを聞くと。(ニュースを得るのは)テレビではないって、のを言ったのはね、僕はこれはすごいなって・・・

[上杉]どうですか?ラジオパーソナリティとしては?

[川島]嬉しいですね。

[上杉]あっ嬉しい?

[川島]はい。やっぱり・・・

[田中]そう思わない?想像力だから・・・

[川島]フリップとか無いので・・・

[上杉]んん。あそうか。

[川島]皆さんが耳で聞いていて分かるようにっていう・・・

[田中]だから、そうですねぇ。

[川島]言葉の選び方はしてます。

[田中]だから、どんどんどんどん情報があるのに行間を読む、行の間を・・・こうやって見ることじゃ無くて、で、また行間を読むって言うと単なる数字の句読点の間違いがとかそういう形式値になっちゃうけど、そうじゃなくて全体として感覚ではなくて勘所で自分で掴む、Graspする・・・

[上杉]なるほど。

[田中]それはやっぱり上杉隆はそれに長けてるわけですよ。

[上杉]えっ勘所ですか。

[田中]うん。そらそうだよ。

[上杉]最近、勘が鈍ってきて・・・

[田中]えっ?!

[上杉・川島](笑。

[田中]それはやっぱり・・・

[上杉]勘を敢えて鈍らす・・・

[田中]もう一回恵まれた恋愛をすることが大事だと思いますね。

[川島]はっはっはっは。

[上杉]・・・全然聞こえないんでちょっと次の質問していいですか?はっはっはは

[田中]今のは殆ど分からない人が多かったですね(笑。

[上杉]えっ?(笑。

[田中]スタッフは今、分かったけどなんかここで笑っちゃいけないんじゃないか・・・と思って上杉さんに後で・・・

[上杉]さぁ!

[田中]睨まれちゃうんじゃないかと思って!

[上杉]えー質問が一杯来ています!

[川島]はい。あのー質問ではないんですけど、あのー国立競技場のね、先程お話をして頂いたときに国立競技場に対するヤッシーの提言も『なんクリ』で証明されてるように30年後ぐらいに田中康夫さんもそんなこと言ってたねってな後悔話になるんかなぁっていう。

[田中]あぁ・・・

[川島]はい。もう(『もとクリ』『いまクリ』を)読んでらっしゃるね、方も。

[田中]あの、だから、あぁそうそうそう・・・

[上杉]「噂の真相」、ペログリ・・・『ペログリ』ですよね?

[田中]『東京ペログリ日記』ね。(✽1994年3月~2004年4月「噂の眞相」連載 2004年5月~2010年10月「週刊SPA!」連載)

[上杉]・・・『日記』が一番面白かったよ(ツイを読み上げて)って、考えてみると『ペログリ』って「噂真」だったんですね。

[田中]最初ね、そうそうそう。

[上杉]この前ね出て貰った、神林広恵さんもそうですけど、「噂の真相」という雑誌、今は無き、この雑誌。

[川島]はい。(ツイを指して)それが一番面白かった。

[上杉]そう、で、丁度そん時に話が出たのがえぇ・・・作家タブーの話でしたね。百田さん。

[川島]そうですね。

[田中]んーん。

[上杉]百田さんのことを叩けないと。例えばね批判出来ないと。これ「噂真」があったら、当時はね、やっぱ出来たんじゃないかと、というのも・・・

[田中]まぁ、だから今ネット上では「LITERA」かなんかが、まぁしてんだけど、更新が遅かったりすんだよね。

[上杉]そうですね、まぁ「LITERA」は名前は言えませんけど神林(広恵)さんという人がね編集長やってますけど・・・言っちゃいましたね。

[スタッフ](笑。

[田中]あぁそうなんだ!なるほどね。

[上杉]っともう1人、「噂真」のもう1人の副編集長・・・これ言ったら分かっちゃうんじゃないかな?と。

[川島]はい、じゃぁもう分かりますね。

[上杉]ということで、あぁやっぱりその辺の文化っていうのはやっぱ無くなると健全性が無くなるのかなと? 僕は「噂真」の最後の方に書かれましたけど、田中さんなんかね、連載時でも(記事に)書かれてましたよね。

[田中]いやだって、私はだって別に全部、情報公開・・・だから隠すってストレス溜まるじゃないですか、

[上杉]ははは、隠さない。

[田中]全部見せておけば問題無いんだよね。

[上杉]それが脱記者クラブ・知事室の透明化とかね、あ、さっきの・・・

[田中]あぁ知事室のね、だって私の前に戦後3人しか知事がいなかったわけ。全部所謂旧自治省から副知事で来て知事。でもう、ピラミッドが出来てたわけでしょ。で私がそこに1人で入っていったわけだ。で、これが3階にあったわけ。で知事室の前にドアが3つもあるわけよ。で総務部のドアがあって秘書課のドアがあって知事室のドアがある。そんなとこ私が入れられたら冤罪になっちゃうと思ったわけ。だって、中でどっちが頭下げてんのかふんぞり返ってるのか、誰が聖徳太子なのか福沢諭吉の似顔絵書いたような紙袋持ってんのかって、言われちゃうと思って。あたしそんなの貰うわけも無いけど、それでたまたまあそこが使ってなかった倉庫だったわけ。

[上杉]あぁ倉庫だったんですか。

[田中]うん、で、だいたい、市役所ってみんなね、住民票取りに行くからオープンスペースでしょ?一階は。

[川島]はい。

[田中]県庁って違うわけよ。入札に来る人か陳情に来る人だけだから、一階が閉ざされてるわけよ。
[上杉]そんな感じですよね。

[田中]だから私はその、で県庁ってのが、本庁舎のことだけ職員も県庁と思ってて各地域にある建設事務所とかそういうのは出先機関って。いつの防人の時代かよ!って思って「現地機関」って言い方にさせて。で、あそこに・・・

[上杉]これはね、当時の長野県・・・こっちに入り口に入っていくとロビーなんですよ。普通の感覚で言うとねここってね、透明の硝子なんですけど、なんかあのー例えば県の案内センターとかね、そんなようなところが・・・

[田中](市町村)コンシェルジュってのを作ったの私が最初だから知事の時。

[川島]えぇー!

[田中]だから入ってきた人が、いやぁーウチの近所のね、ごみ処理場のことで困ってんですって時に、そこにはね熟達の職員を置いたわけ。あと、若い意欲のある者と二人置いたわけ。で、そうするとごみ処理場ですか、わかりました、じゃぁそれはね廃棄物対策課です、と。いや、でも傍に、学校もあるんだよったら、あぁじゃぁ教育委員会の人も呼びましょうって、もうワンストップ・サービスでやる。

[上杉]知事、良いですか??

[田中]あぁ、どうぞ!(でも、)知事じゃないどぉ。

[川島](笑。

[上杉]へっへっへ。

[田中]あのぉ「千々」に心が乱れちゃうけど。

[上杉]ははは、これは(県庁略図を示しながら)透明なんですよ、硝子。で、びっくりしちゃうのは入っていって一番最初に目に見えるのが県庁入っていくと知事室なの(笑。

[川島]えぇー!?

[上杉]で、僕思ったのはこれ、暴漢とかほら、ああいう・・・

[田中]違う違う違う。

[川島]あぁ・・来ちゃったら。

[田中]だってそんなこと・・・

[川島]・・・そういう硝子になっているんじゃない??

[田中]だってそんなことをさ、怖がってなんで・・・僕謎なの。そんなこと考えて一杯SP付けてる人達がいるけど、SPがイケナイって言ってるわけじゃないけど、その人達、選挙出るとき、ついこないだまで役人で事勿れで居た人が、お尋ね者のように自分の顔写真のポスター一杯張ってるわけじゃない。

[上杉](爆笑。

[田中]私なんか、大学出たときから全国指名手配になったんだから、別に顔が街に貼ってあったってなんとも・・・(でも)あのねぇ、あの人格の矛盾ってのはすごいと思うよね。

[上杉]確かに(笑。

[田中]そして土下座のような感じしてさ、白い、白くもない手なのに白い手袋をしてさ。

[上杉]ははは。

[田中]で、なったらふんぞり返ってるわけでしょ?だけどだから、あのー私は最初知事になったときに部長達に言ったのは、私たちは予め先にお金を頂戴して県民の為の総合サービス産業ですったら、全員手を挙げるわけ、部長会議で。

[川島]あぁーーはい。

[田中]なんで俺達がサービスだぁ!って。サービスが低いと思ってるわけよ。

[上杉]あぁ・・・

[川島]えぇ・・・

[田中]だからこの時もガラス張りの部屋にしたでしょ?で、みんな県民はなぁんかね、それこそ、田中康夫がお昼ご飯食べてるのもテレビに映って楽しいとか言ってるんだけど、で僕はだからどんな人でも県会議員でも市町村長でも、ノーアポイントで昼の時間だったら誰でも来ていいですよと。どんな会議やっててもそういう人だったら5分待ってくれれば入れますと。でもう、田中は人の意見をきかねぇえぇ!!って言っていたような議員とかメディアの人に限って、6年間の間一度もあの部屋に入っては居ないわけよ。

[川島]へぇー!?

[田中]で、それはやっぱり見られるのが嫌ってことでしょ。

[上杉]面白かったのは、見に行った時にね、中学生が小学生みたいなのが一杯(笑。

[川島]あぁイイですね。

[上杉]パンダ見てるみたいで(笑。

[田中]そうそうそう、パンダ見てる感じ(笑。

[川島]見学に来てる(笑。

[田中]でもそういうもんじゃないの??

[上杉]あれは和む光景。

[川島]えぇ。

[上杉]面白いなぁと思って。

[田中]うん。

[上杉]でもね、そういう風に・・・

[川島](小中学生は)職業体験みたいな感じで来るんですかね?

[上杉]あっでもあれ見た子供たちはやっぱり、やってる姿見てるわけじゃないですか?

[川島]んーんイイですよね。

[上杉]で、知事とかね普通は見えないんだけど、当り前だけど。

[川島]近い感じがして。

[上杉]そう。近い。身近に感じる。

[田中]でも、まぁ(知事が官僚出身者に戻ると)だんだんまた遠くなるわけよ。

[川島]あぁ・・・

[田中]で、ダムも作るし、また借金がずっと減ったのに増えてく。でもそれでもみんな「眠度≒民度」だから。眠ってる度だから。

[上杉]でもあれ・・・

[川島]んー、眠ってる・・・

[上杉]でも長野県だけ記者クラブは戻んないんですよ。

[田中]あぁーそうなの?

[上杉]まだ一応、脱・・・

[田中]一応?

[上杉]「脱記者室」っていうかのまま。

[田中]んーん。

[上杉]一回ね開いてしまうと韓国の2003年もそうだけど、一回開いてまた戻そうと思っても人間てね、一回知ったものをね知らなく出来ないから。

[川島]そうですよね。

[上杉]知っちゃったんですよね、みんな。田中さんのお陰で。

[田中]んーん。

[川島]でも良かったですよね。

[上杉]そうそう。だからそれは記者クラブもそうだけど他のこともそうだけど、田中さんが一回知らせちゃったものは知らなく出来ないっていうことが・・・

[田中]なんか今、夕焼け小焼けが・・・鳴ったけど。

[上杉]そうです、時間です(笑。

[川島]そうなんです、5時回ってしまったんですが(笑。

[田中]ホントはこの本が、これからの日本の事を実はね、少子高齢を最初の『もとクリ』は語ってたわけですよ。その当時誰もそれを気付かなくて、今になってみんなそうだって。こっちの方(『いまクリ』)は何を言ってるかって、日本が100年後には日本以外の人が60パーセントになって日本以外の人が首相になりますよ、っていう世の中を今ね、鳩山さんが、日本列島は日本人だけのものじゃないっつった時に、m9(^Д^)9mプギャー!って怒った人達がね、閣議決定したんだよ?これ、知ってる?閣議決定で・・・

[川島]はい。

[田中]閣議決定で「トレンドを変えれば50年後も1億人が維持できます」って(昨年6月24日に)閣議決定したんだよ!

f:id:nippon2014be:20150112155048p:plain

[上杉]「トレンド」ってのはこの場合何を指すんですかね?

[田中]で、日本は移民政策はしませんって予算委員会では言ってんだけど、予算委員会の答弁よりも閣議決定の方が上位にあるわけだよ。

[上杉]んん。

[川島]んーん。

[田中]それでこれがもう一個、ホームページに載ってる、これまぁ一応、朝の『モーニングCROSS』とかでやったんだけど、これ、経済財政諮問会議ですよ、首相が議長の。

 [上杉]はい。

[田中]ここで日本は20万人ずつ移民を入れると(100年後も)1億人が維持できますっていうのは内閣府が作った「紙」で未だにホームページに載ってるわけ。

[上杉]まぁだから移民政策にもう舵を切ってるわけですよね。

[田中]だから私は移民が良い悪いじゃなくてやっぱこんだけ大事な事を、メディアもみんなが議論して、そりゃ最後は51対49よ。だけど国柄を守りましょう!って言ってる人達が、一方でこれをまさに言っているってことはやっぱりそれは私の友人でもある稲田朋美様はラブリーなお花畑になってませんか?って私は「友人」だから言ったわけ。こういうこと言うとね、すぐ批判って。日本のメディアのいけないところは、上杉さんがなんか言った、イイ事言ってもすぐ批判とか野党が言うと批判。違うでしょ?相方が歩むべき道を見失っている時には助言をしてあげてこそ真の友人なわけだよね。助言とか提言なのに、批判って言葉で書くところに記者クラブの二元論の不毛さがあたしはあると思うよ。人口がこういう風に減ってくって厚生労働省が言ってるのにさ。

f:id:nippon2014be:20150129092039j:plain

内閣府

第3回会議資料

議事次第

第3回 「選択する未来」委員会
開催日時:平成26年2月24日(月曜日)13時00分~15時00分
開催場所:合同庁舎4号館共用第1特別会議室

資料3 少子化問題について(内閣府事務局資料)(PDF形式:701KB)

http://www5.cao.go.jp/keizai-shimon/kaigi/special/future/0224/shiryou_03.pdf

[田中]人口は1億人維持出来るってことは、人口が減ってくのに維持できますって閣議決定って、何を意味するかってもう、答えは火を見るより明らかなんで。

[上杉]ですね。

[川島]はい。

[田中]だから鳩山さんの言ってることを今やろうとしてるっつーことだから、すごいよね。

[上杉]鳩山さんじゃなくて誰が言ったかっていうことよりも、田中さんが仰ったようにね中身で議論するような形で進んで、この際、政治家を名前じゃなくてAとかBとか全部番号制にしたらどうですかね?

[川島](笑。

[田中]あぁ・・良いんじゃないですかね。

[上杉]ただ、後から分かるの、名前が。でこれ、78番は誰だ!って、また田中康夫か!みたいな、でもOKしちゃったから駄目だみたいな。どうですか?

[田中]いやいや、私は別にじぃちゃんばぁちゃんや子供を育ててる人があぁちょっぴり生きてて良かったな、幸せだなっていうのをやるのが政治だと思ってるし行政だと思ってるからさ、特別なことでもなんでもないと思いますけどね。

[上杉]とういうことで・・・

[川島]時間過ぎてはいるんですが。

[田中]時間過ぎちゃってるから・・・

[上杉]圧倒的に過ぎてます(笑。

[田中](ストリーム放送)消えちゃったの?

[川島]いや消えてません、まだ皆さん、ご覧頂いて・・・

[上杉]これがインターネットの良いところですよ。

[川島](ツイのTLから)田中康夫ちんはいい事云う。ベーシックインカム推進して欲しい!ですとか・・・

[田中]あぁ・・・

[川島]オプエドもあまり画面を見ずにラジオ的に聞いていても結構分かり易い・・・

[上杉]それは田中さんだから(笑。

[田中]それはやっぱり上杉さまがすごいからよ。

[上杉]いや僕今日は何も言ってないし(笑。

[田中]あ、これねコンシェルジュを作ったのは私が最初って違う!コンシェルジュって、そりゃコンシェルジュは元々フランス語ですから、そうではなくて・・・

[上杉]行政のね。

[田中]この方はあまりご理解、ちゃんともう一回テープで聞いて、だから行政でコンシェルジュって時に、田中はいつもカタカナを使う!っつったわけ。でも今みんな使ってるわけだ。で私はワンストップサービスで入り口に単なる案内係じゃなくて、案内をする人は何課は何階ですじゃなくて、その人の頭の中の、ちゃんと回路が結びつけばその時にこの人は要求してないけど、他のこの課の人も入れれば、もっと多面的な同時サービスが出来ますって、そういう事できんのは熟達した、課長にはなってないかもしれないけれど、もの凄く意欲のあるそういう円熟した職人と、あと若くて今まで、秘書課とか財政課にしか居なかったような人間を一緒につけると、そこで学ぶわけよ。財政課の頭でっかちなお勉強をすんじゃなくて、あ、こういう、ウチにはこういうマイスターが居たんだって、県民もハッピーで。

[上杉]これ、キルロイさんが当時の長野県知事室の様子をどっから持ってきたのか・・・

[田中]誰だれだれ?

[上杉]キルロイさん。

[田中]キルロイさん?!

[川島]はい。

[上杉](ツイ写真を見ながら)えっとですね、あれ?これ知事どこにいるんですか?

[田中]あれ?どこどこどこ?載ってる?どうした?

[川島]#オプエドで見て頂くと。

[田中]#オプエドで・・・

[上杉]そそ、後ろで子供達が見てるんですよ。

[田中]ホント?何分前だ??

[上杉]これ、後で帰って見て下さい。
[田中]あぁこれね、これはね、ようこそ知事室へっつぅ時間も作ったんだよね、あぁこれだ、写ってたホントだ。ショーナンスさん?じゃない・・・

[川島]キルロイさん。

[田中]キルロイさんが、はい。はいはいはい。

[川島]あと、早い時間に来てたんですが、田中さんのノートパソコンに貼ってあるシールを気になってる方が。

[田中]あ、これはだから「カモシカやっしー」のシールで、これ安齋肇さんがソラミミストの安齋さんが作ったの。

f:id:nippon2014be:20150308011504j:plain

[川島]あぁそうなんですか!?

[上杉]あのタモリさんの番組の。

[田中]これもね、だからあのカモシカが長野県の動物だったの県獣だったの。ケンジュウってあの共和党の人が好きなライフルじゃないですよ。

[上杉]県の獣。

[田中]県獣だったの、それで最初の選挙出るときにウチは120あった市町村長の内の119人が対抗馬を応援してたから(笑。それでまぁこれをマークを作ったの。でここによく昔、20歳を越えてるような人は(覚えてると思うけど)ヤッシーのブローチを付けてたの、これがまた県会議員とかが、子供っぽい!ってったの。そうじゃなくてあのブローチは、この安齋肇さんのデザインを見て、選挙中に塩尻市に、それもこの本の中に全部(書いてあるけど)、これは物語とこの註がめちゃくちゃ面白いですから。

[上杉]註もですよね、面白いの。

[田中]で、ある女性の百瀬明美さんっていう人がブローチを作って下さってたの、これを見て。見よう見まねで。

[川島]えぇー!?

click! ⇒ 田中康夫 Official Web site » 「カモシカ・やっしー」の知られざる逸話とは?

 [田中]で、その方は体を、お子さんを愛ちゃんって(お子さんが)生まれる時に半身不随になられて、で愛ちゃん元気に育ったんですけど、彼女がリハビリをしてる間にご主人も事故で片腕を無くされたわけ。でその人が三人で子供と来て、ヤッシーのブローチを作りましたっつって、で僕は可愛いなっと思って、で付けたわけ。で、当選したらその中にポプリを入れて、後ろ側にステッチで糸で、負けるなとか、しなやかって書いて、いつも持ってきて下さってた。で、私はそういう人の為に働くんだと。


つまりピラミッドの上の方の人達にヒラメのように働くんじゃないっていう私の志だっつんで付けてたんだけど、まぁ「人徳が無かった」んで、上杉さんと同様に(笑。

[上杉・川島]はっはっはっは。

[田中]なんでそんな子供っぽいのを付けてんだぁ!!って、その、田原総一朗サマ辺りにまで、君を俺は支援してんのに、あの子供っぽさは止めろ!ってから、子供っぽいんじゃありませんっと。

[川島]でもこの話は皆さん、理解ねぇ、出来てない・・・

[田中]んーだからその意味で言うと、まぁ良いんです、なんかこう・・・

[上杉]あのー・・

[田中]ナニ?!

[上杉]もう、喋り足りないんで月1レギュラーということと(笑。

[川島]・・・で来てくださいと(笑。

[田中]あ、また上杉の座を奪いに来たって!

[上杉]あはははは!奪って下さい!

[田中]リテラシーだけじゃなくて(笑。

[川島]あのー、田中康夫さんに是非とも総理に就任して欲しい・・・と。

 

 

[田中]なにを・・・そらぁ I'm sorry(アイムソーリー)(笑)

[上杉]あとね、そろそろニンジンの生存確認を(笑。された方が良いんじゃないかと(笑。

[田中]あ、ニンジン。だから一時間に一回だから、いや今度多分4時31分だったんで今度は5時32分くらいです。

[川島]あははは。

[田中]なんで?そこまでやったらだって長すぎるでしょ。だってそろそろロッタのご飯を5時だからあげに行かないと・・・

[川島]あっそうなんですか?!

[上杉]もうすでに時間はオーバーしてるんで(笑。

[田中]そうだよ、まだ流れてるの?大丈夫?

[川島]そうなんです、流れてるんです。

[田中]そのうちにプチって切られちゃうかもよ、こんな極悪放送は国民を愚弄するって、国民の眠度を覚醒させるっていうんで、これは危険ドラッグじゃないかっって・・・・

[上杉]ははははは。

[田中]言われちゃったりなんかしてさ。

[川島]最後にですね、ショーナンスさんから、田中康夫さんが長野県知事だった頃、長野観光に行った時県庁見に行きました。本当にガラス張り。知事不在でしたが知事の机の上にヤッシーぬいぐるみが一杯あったことが印象に残っています。という。

[田中]あぁ、ありがとうございます。そうそうそう。

[上杉]もう十年・・・何年前ですか?

[田中]えっと2000年の10月から2006年の8月まで。

[上杉]いやぁなんかあの頃はね、良かったですね。

[川島]あははは。ねぇでもなんか・・・またちょっと田中康夫さんに来て頂いたことでいつもと違う上杉さんが今日は出ていたような気がしますね。

[上杉]あのね、これだけ私がタジタジしたのは昨年末に出た鳩山邦夫総務大臣以来ですね

[川島]また違うタジタジさが気がしますけど。はい。

[田中]あんまり喜んでないということがよく分かりました。

[川島]違いますよ、すごく嬉しいんだと思います。テンションが常に高いですから。

[田中]あぁじゃぁちょっと、上杉サマにはあたしのこのヤッシーカレンダーを・・・

[川島]あぁ可愛い!!このシールは無いんですか??

[田中]このシールは昔作った奴で。

[川島]あ、じゃぁもう今は無いんですね。

[田中]これ、表紙はヤッシー。で、後ろがね、こうやって、これはあの、フランスのあの、サンドリーヌ・ファブルっていう女性のイラストレーターのをずっと使ってんです。

[川島]可愛いですね。

[上杉]へぇ・・これ可愛い。

[田中]だから9月29日はロッタの誕生日なんで、ちゃんと犬の足跡が付いているという。

[川島]あ、付いてるんですか?ホント、はっはっはは。すごい!

[上杉]すごい個人的な・・・(笑。ありがとうございます。

[川島]ありがとうございます。ほんとに沢山ねぇ、質問頂いたんですがごめんなさい、時間がもう10分過ぎてしまってロッタちゃんね。

[上杉]田中さんが個人的に答えてくれます。

[川島]はい、ご飯・・・ほんとですか?

[田中]え?

[川島]個人的に。

[上杉]質問が一杯あるんで・・・

[川島]ふっふ。

[田中]誰が?誰が質問??

[川島]いらっしゃってるんですよ、例えば他のリベラルとの共闘はいかがですか?ですとか。

[田中]あぁまぁまぁでもまぁ日本は行き着くところまで行かないとってのはこの本の中でもね、「ヤスオ」って人が語ってるんで。

[川島]うーん、じゃぁまずはこれ読んで頂くと・・・

[田中]あ、まぁこれは本当に読み手が、1600円で、この後ろのこの註まで読んだら大変です。だからロッタが”これまでの・いまの・これからのニッポン”のお話よっつってんで。

[上杉]坂口安吾は『堕落論』からと言おうとしたんですけど。

[川島]はい。

[田中]坂口安吾の『堕落論』?

[上杉]行き着くところまで・・・堕ちるとこまで。

[田中]読んだこと無い。

[上杉]えぇ??『堕落論』はあるんじゃないですか?

[田中]だからホントに僕は・・・

[上杉]ホントに無いんですか!?!

[田中]ホントにだから本を読まない人で。

[上杉]すごいですよね。

[田中]だからホントに、あのぉ編集者に言われたんですよ。君、せめて谷崎潤一郎全集と三島由紀夫全集は全部買いなさいって、買ったんだけど、一回も開けたこと無いんで。

[川島]ひぁ!?

[田中]でこないだのそのだから『僕達は昭和を生きてきた』に僕の同級生が今学習院大学の学長やってる井上寿一さんていう同じ政治学の・・・

[上杉]すごいな。

[田中]国際関係論のゼミだったんですけど、彼がホントに田中君の部屋に行って田中君が本を読んで無いことだけは僕が証明します!って彼が言ってたから(笑。

[川島](並んでいた本が)綺麗なんですね。

[上杉]すごいなぁ・・・

[田中]あの一応、なんかインテリアとして置いてあった。

[川島]読んでる形跡が無い・・・(笑。

[上杉]これだけ本を読んで無い人って、世の中に珍しい・・・

[川島]ねぇ、不思議!

[田中]いない・・

[川島]イメージがすごく読んでらっしゃる・・・

[田中]だから僕、書き方分かんないんです。自分で、だから自分で。

[川島]なんかあのー・・・

[田中]いやでもほら、本って、だってこれ知ってる?なかにし礼さんと高橋源ちゃんと、この最初の本(「もとクリ」)の註の中に、本をいくら読んだって頭の曇ったままの人はいますから、本なんて無理して一杯読むものでは無いですよって註がでてくんだよ。これがまた怒っちゃったわけよ、当時の「文壇」という人達は。


(✽「もとクリ」本文「本もあんまし読んでないし」に付けられた註309
「いくら、本を読んでいたって、自分自身の考え方を確立できない頭の曇った人が
一杯いますもの。本なんて、無理に読むことないですよ。」)

 

[川島]でもなんか田中さんのお話を聞いて、田村さんの練習をしなくても・・・ねぇ。

[上杉]頑張らなくても、え?!無理やりじゃなくてホントそうじゃないですか?だって練習しなくてもゴルフが上手くなる本を読まなくても作家として・・・

[田中]あ、そうなの?

[川島]田中さんは・・・

[田中]いや、それは錯覚だっっつって言ってんだけど。

[川島]錯覚ですか(笑。

[上杉]読まなくても、僕なんかあれですよ、学生時代にね、岩波文庫をね2000冊くらい・・・

[田中]だって昔、最初の本が出たときにほら、作家とか言われたら山の中の、サッカーの選手になったんですかってわけわかんない・・・

[上杉]・・・どう反応すればいいですか(笑。

[川島]ありがとうございまーす!

[田中]つまらなすぎてもうオヤジ過ぎましたね(笑。

[川島]あのー最後に一言だけ、今日のオプエドスピード感があって非常に良かったという感想を頂きました。

[田中]いつもそんなにゆったりしてんの??

[上杉]え?

[川島]どうなんでしょう。

[田中]ドナウ川みたいな感じなの?

[川島]多分田中さんがどんどんどんどん先にそこを上杉さんが追いついて、追いかけて。

[上杉]追いついてない全然(笑。

[川島]追いついてないですか。

[上杉]うん、追いついてない。時代の先も行くしね、喋りも先にいっちゃうんで。

[川島]是非またいらして頂いて。

[田中]ただ、つまらぬ話で。

[上杉]月1レギュラー就任決定なってますんでよろしくお願いします!

[川島]ステッカー視聴者プレゼント希望ですって!

[上杉]あとは担当のマネージャーの方に・・・(笑。

[田中]今はもう、ヒクヒクしてますけどねぇ(笑。

[上杉]ははははは。

[川島]すいません時間ちょっと15分くらい。上杉菌(笑

[田中]上杉禁が・・・(笑。

[川島]上杉菌(笑

[上杉]そんなことないです、大丈夫です。

[川島]すいません、15分も押して・・・

[田中]とんでもございません。はーい。

[川島]ありがとうございました。

[田中]いいの?これで。

[川島]はい。ありがとうございました。

[田中]まぁそんなとこで。

[上杉]ありがとうございました!

[田中]あぁそうそうそう、4月に『たまらなく、アーベイン』っていうAORの聖書のような本も復刊しますので。

[上杉]え?どこ?

[川島]AORですか?

田中]AORを百枚集めた、これもまた1983年(✽刊行1984年)で先駆的な本だったのよ、これもう、AOR系とかブラック・コンテンポラリーの音楽とかアダルト・コンテンポラリー好きな人にとっては聖書のようなもんで。

[川島]いいですね、じゃぁ音楽を流しながらみたいな。

田中]だってだから1400円(✽1200円)くらいだった本が、今あの”無国籍企業”アマゾンちゃんで4000円とか5000円で値段が付いてるって珍しい本なんで。それは可哀想だっていうんで、一応復刊しますので4月に。

[上杉]よし、じゃぁその時に・・・

[川島]こちらも是非。

[上杉]・・・来て貰いましょう。

[川島]あ、そうですね。

[田中]いやまぁ、どうせ5部か6部くらいしか売れないと思いますよ。

[川島]とんでもない。また是非いらして下さい。

[田中]はい。いやもう今日はありがとうございました。

[上杉]ありがとうございました。

[川島]ありがとうございました。

https://pbs.twimg.com/media/B_aCx67U8AAeiFv.jpg

 

 

 

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